子どもの可能性を伸ばす声かけ|「できない」より「伸びるかけら」を見つけよう

子育て

「うちの子、勉強が苦手かも」

そんなふうに感じることはありませんか?

計算ができない。
問題が解けない。
なかなか自信を持てない。

そんな姿を見ると、
できないところが気になってしまいますよね。

でも、本当に見るべきなのは、
「できないこと」だけなのでしょうか。

今回、数学を教えていて、
改めて感じたことがあります。

それは、
その子の中に、すでにあるものを見ること。

できない部分の先には、
まだ見えていない可能性があります。

この記事では、
子どもの可能性を伸ばすために大切な視点を、
数学を教えた体験からお伝えします。

子どもの勉強を見ていると、
つい間違いが気になります。

足し算ができない。
引き算ができない。
分数がわからない。
方程式が解けない。

できないところを並べていくと、
「この子は数学が苦手」と感じます。

でも、それだけで決めてしまっていいのでしょうか。

先日、中学1年生の女の子の
数学を見ていました。

17+4=20になってしまうくらい、
まだ計算には不安があります。

方程式にも、
まだ自信がなさそうでした。

でも、書いている式を見てみると、
とても丁寧だったんです。

数字もきれい。

すぐに答えを書かず、
じっくり考えてから式を書いている。

私は思わず伝えました。

「こんなに丁寧な式が書けるなら、
数学すごく向いてるよ」

「そういうところが大事だから。
絶対伸びるよ」

その子は、
びっくりして私の顔を見ていました。

でも、そのあとです。

さっきまで難しそうにしていた問題に、
ぐっと向き合い始めたんです。

その姿を見て思いました。

できないところを探すより、
可能性の入口を見つけたい。

では、可能性の入口は
どこにあるのでしょうか。

私は、答えそのものではなく、
その子の取り組み方を見るようにしています。

どんなふうに問題を見ているのか。
どんなふうに考えているのか。
どんなふうに式を書いているのか。

そこには、その子らしさが表れます。

数字を丁寧に書ける。
じっくり考えてから書ける。
違いに気づける。
難しくても、やってみようとする。

こうした姿の中には、
これから伸びていくための力があります。

私はそれを、
「伸びるかけら」
と感じています。

計算が苦手なことは、
練習することで変わっていくかもしれません。

でも、

「丁寧に取り組める」

「じっくり考えられる」

という力は、
その子がすでに持っているものです。

だから私は、
できないことだけを見たくありません。

その子の中に、
すでにあるものを見つけたい。

そして、それを本人にも伝えたい。

「あなたには、こんな力があるよ」

そう伝えることで、
本人が自分の可能性に気づくことがあります。

子どもができていないと、
すぐに教えたくなることがあります。

もちろん、教えることも大切です。

でも、それだけではありません。

「ここができていない」
と伝えるだけではなく、

「ここ、すごく丁寧だね」
「じっくり考えているね」
「難しくても向き合っているね」
と、できていることにも
光を当ててみる。

すると、
「自分はできない」
だけだった視点が、
「自分にもできることがある」
へ変わるかもしれません。

これは、数学だけの話ではありません。

コーチングをしているときにも、
同じことを感じます。

セッションをしていると、
今まで考えたこともなかったことが
ふっと出てくることがあります。

「こうだ」と思っていたものが、
少しゆるむこともあります。

そして、その人の中で、
何かが動き始める。

その瞬間が、
こちらにも伝わってきます。

数学を教えているときも。

コーチングをしているときも。

私が好きなのは、
きっと同じなのだと思います。

その人の中にすでにあるものを、
見つけて動かしていくこと。

光が差すと、
新しい扉が開いていく。

私は、そんな瞬間が大好きです。

子どもの可能性を伸ばしたいなら、
できないところだけを見なくても大丈夫です。

できないことの裏側には、
まだ見つかっていない力があります。

丁寧に書ける。
じっくり考えられる。
違いに気づける。
難しくても挑戦できる。

そんな小さな姿の中に、
「伸びるかけら」があります。

大切なのは、
そのかけらを見つけてあげること。

そして、
「こんなところが素敵だね」
「ここに力があるね」
と、本人に伝えてあげること。

子どもは、
自分では気づいていない可能性を
まだたくさん持っています。

だからこそ、
「できない」より「すでにあるもの」へ。

今日から少しだけ、
見る場所を変えてみませんか?

私が数学を教えることも、
コーチングをすることも好きなのは、
その人の中にある可能性に出会えるから。

「ここに光がある」

そう感じる瞬間が、
私にとってとても幸せな時間です。